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「冷え性対策できていますか?」


 寒さが一段と厳しくなるこの季節、手足の冷えに悩む方も少なくないでしょう。筆者も毎年氷のように冷たくなる手足の指先と付き合いながら仕事をしています。冷え性には様々な要因があります。筋肉量が少ないために体の末端にまで血液が流れないことによる冷えや、生活習慣の乱れから自律神経のバランスが崩れ、体温がうまく調節できないために冷え性に至ることもあります。女性においてはホルモンバランスの乱れによって冷え性になりやすいとも言われます。またストレスが原因になって体が冷えることもあります。ストレスを感じることで自律神経のバランスが崩れ、体が緊張して血行不良を招き、冷えた状態になっていくというのです。


 冷え性に悩む人が多い一方で、その改善策や対策に関しての情報も巷にはあふれています。常温以上の飲み物の摂取、糖質コントロール、日々の運動、バランスの摂れた食事などなど。日頃から気をつけて生活することで冷え性対策ができ、体質の改善を図ることができます。


 聖書には、もう一つ私たちが発症する重要な冷え性への警告を与えています。それは、心の冷えです。


 「不法がはびこるので、多くの人の愛が冷えます。」(マタイの福音書24章12節)


 この社会に不法が蔓延すること、そのことによって人は愛するよりも憎むことを覚え、心が冷めていく現実を聖書は指摘しているのです。


 確かに身の回りで不法がまかり通っていくとき、私たちは人間不信に陥り、自分の利益を考えて生きるようになるでしょう。正しく生きることが馬鹿らしくなって、人のために生きる余裕もなくなり、自分さえ良ければと思う働き方になってしまうのです。


 目先の利益のために不法に走るとき、職場の存続を危機に陥れるだけではなく、私たちの心の冷えにも繋がっていくことを聖書の警告から学びたいと思います。そのことを知るだけでも大切な冷え性対策になります。体のケアと共に、心のケアにも気をつけながらこの冬を乗り越えていきましょう。


 (2024年  通巻467号)


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