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「傲岸不遜な態度で生きていませんか?」


 4月は季節の変わり目だけではなく、職場の環境も大きく変わる時期です。新入社員を迎えた所では、新しい人間関係の構築がまず取り組むべき課題となっていることでしょう。筆者も入社当初は右も左もわからず、テキパキ働いている周りの先輩方が大きく見えたものです。初めての環境で、初めて出会う人間と働くことは誰であっても少なからず不安や緊張を覚えます。


 さらに今の時代、コロナ禍がもたらしている若者意識の変化があります。日本赤十字社が日本全国の高校生・大学生・保護者・教員600人を対象にした「新型コロナ禍と若者の将来不安に関する調査(2021年)」では、高校生の約2割、大学生の約3割が進路・就職へ与える不安について、「進学先や就職先で評価されないのではないか」との不安を抱えていることがわかりました。コミュニケーションを取る機会がことごとく失われてきた世代だからこそ、対人関係の構築に不安を覚えているというのです。


 迎える側は、「いかに相手を励ますか」がより問われる時代になったと言えるでしょう。失敗を責めることは簡単ですが、その人の成長は叱責だけでは起こりえません。失敗に付き合い、前を向いて歩めるように励ます存在が必要です。傲岸不遜(ごうがんふそん)とはおごり高ぶって相手を見下すさまをあらわす四字熟語です。私たちは謙虚さを失う時、自分のことを棚に上げ、容易に傲岸不遜な態度で後輩のやる気を削いでしまうことになるでしょう。


 聖書は人間関係の構築に関して私たちに重要な姿勢を教えています。

「何事も利己的な思いや虚栄からするのではなく、へりくだって、互いに人を自分よりすぐれた者と思いなさい。」(ピリピ人への手紙 2章3節)

 自己中心的な思いや見栄を張った態度で向き合うのではなく、相手に自分の心を向けよとの教えです。人はそれぞれ長所もあれば短所もあります。立場や経験だけで相手を評価するのではなく、まだ見ぬ可能性を見出す関わり方をお互いに意識して働きたいものです。聖書には、他にも多くの対人関係に関する知恵が記されています。HFBでは聖書を学ぶサービスもございます。ぜひご利用してみてはいかがでしょうか。


(2022年 通巻422号)

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