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「360度評価を思う」

17 分前
読了時間: 2分

 筆者の会社では、「360度評価」を導入するとの説明が全社員を対象に進められています。360度評価とは、上司から部下への評価だけでなく、部下や同僚など、さまざまな立場の人が評価やフィードバックに参加する仕組みです。管理職の成長や現場の声の反映が期待される一方、人間関係への影響や、率直な意見を伝えにくいといった課題もあります。大切なのは、具体的な行動について率直に伝え合い、互いの成長につなげることではないかと思います。


 様々な職場でそれぞれの評価の仕方があると思いますが、このたびは、聖書のことばで、この評価について考えてみたいと思います。


"むしろ、愛をもって真理を語り、あらゆる点において、かしらであるキリストに向かって成長するのです。"(エペソ人への手紙 4章15節)

 正しいと思うことを語る際に、苦々しさや憤りを抱いていては相手の成長につながらないこともあります。語る相手の成長、そして自分自身の成長のためにも「愛をもって真理を語る」ことを目指したいものです。


"あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、皆に仕える者になりなさい。"(マルコの福音書 10章43節)

 管理職になることは、人の上に立つことというよりも、チームが力を発揮できるように支える役割を担うことではないでしょうか。この360度評価がそのような認識のズレに気づき、自分のあり方を見つめ直す良い機会になればと願います。


"あなたは、兄弟の目にあるちりは見えるのに、自分の目にある梁には、なぜ気がつかないのですか。" (マタイの福音書 7章3節)

 人の小さな誤りを指摘する前に、まずは自分自身の問題に目を向け、改めることが大切だとイエスは教えています。他者を評価する際にも、この視点を忘れずにいたいと思います。他者の成長を願って真理を語る。


 肩書にとらわれず人に仕える。そして、他者を評価する前に自分自身を省みる。360度評価をきっかけに、私たち一人ひとりがそのような姿勢を身につけていければと思います。


(2026年 通巻523号)

 
 
 

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