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小さな声を聴く

最近、「覆面リサーチ ボス潜入」というノンフィクションリアリティショーのテレビ番組を見始めました。この番組では、大企業の社長が、かつらやメークなどを使って、自分だと分からないよう変装し、研修生などと名乗って、一般社員と共に仕事をします。たいてい、4人の社員とそれぞれ一日ずつ働くのですが、それによって、社員の役割や、現場で働いている人の気持ちがわかるようになります。 また、社長である自分が決めた事が、どのような結果をもたらしているのかを、自分の目で確認できます。面白いことは、多くの場合、社長は現場の仕事をうまくこなすことができず、社員に叱られることです。

潜入するボスは普通、取締役会などの立場の高い人とコミュニケーションをとりながら、大規模な経営をするわけですが、やはり、現場で働く人の正直な意見を聞くことによって、それまで気付かなかった色々な事を教えられ、営業改善に役立てる事ができるのです。けれども、更に大切なことは、潜入するボスが、一般社員の熱意と苦労、経済的な悩みなどを知ることによって、自分の社員に対する責任を痛感させられることです。

聖書では「貧しい者の叫びに耳を閉ざす者は、自分が呼ぶときにも答えてもらえない」(箴言21:13)、また、「富む者と貧しい者が出会う。どちらもみな、造られたのは主である。」(箴言22:2)と書いてあります。この箇所の「貧しい者」は経済的に困っている人のことだけではなく、立場的に弱い者のことも意味します。そのような人の声を聴くことの重要性が強調されているのです。また、貧しい者と富む者の存在価値は、全く同じである、とも教えています。

日常生活では、テレビ番組のように、別人に変装して人々と接することはできませんが、立場の弱い人や「普通は、声を聴こうと意識していない人」の思いに耳を傾けて、彼らの視点から物事を考えることはできます。そうしてみれば、潜入ボスのように新たな発見ができると思います。

また、神様の前では、私たち人間は貧しくて、弱い者であるにもかかわらず、神様は、「あなた」を含む、私達一人一人に耳を傾けてくださっていることを是非覚えて頂きたいのです。「あなた」の声を聴きたいと願っている神様がおられますから、その神様に祈ってみてはいかがでしょうか。この神様のことを知って頂くために、どうぞ、HFB聖書研究サービスをご利用下さい。お申し込みをお待ちしています。

#2018年 #通巻300号

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