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「21世紀の希望」

  • 執筆者の写真: Masato Ujiie
    Masato Ujiie
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

 2026年が始まりました。昨年は戦後80年でした。筆者は、2022年公開の「ラーゲリより愛を込めて」という映画を見ました。辺見じゅん氏の「収容所(ラーゲリ)からきた遺書」(文春文庫1992年刊)というノンフィクションが、原作です。第二次世界大戦の敗戦後、シベリアに抑留された日本人捕虜は、60万人にものぼりました。収容所の数は約1200ヵ所、酷寒と飢えと重労働のせいで亡くなったのは、7万人を超えるとのことです。


 その中で希望を捨てずに、笑顔で詩と友を愛し続けた男性が、この映画と本の主人公です。彼は収容所の病床で、世界の四聖(釈迦、孔子、ソクラテス、イエス・キリスト)にも思いを馳せています。家族に宛てられた遺書は、感動的な方法で届けられました。絶望が支配する限界状況で、人間はどのように希望を持つことができるのか、考えさせられました。そして筆者は、新約聖書の中にある、手紙の一節を思い出しました。


 ~それだけではなく、苦難さえも喜んでいます。それは、苦難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと、私たちは知っているからです。~ (ローマ人への手紙 5章3-4節)*


 この手紙の筆者のパウロは、さまざまな苦難に遭遇します。イエス・キリストの希望を宣べ伝えたパウロは、牢に何度も入れられ、むちで何度も打たれ、「労し苦しみ、たびたび眠らずに過ごし、飢え渇き、しばしば食べ物もなく、寒さの中に裸でいたこともありました」と記しています。しかし希望を生み出すので、そんな苦難さえも喜ぶというのです。


 21世紀も四半世紀が過ぎましたが、世界はますます混沌とし、大きく変わりつつあります。戦争や災害などの苦難が、世界を覆っているように見えます。21世紀の希望は、どこにあるのでしょうか。聖書はイエス・キリストこそが、希望であると語ります。キリスト教会で、この希望を分かち合うことができます。この2026年も聖書に親しみ、互いに励まし合っていけたらと思います。

*聖書 新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会

  (2026年  通巻506号)

 
 
 

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