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「闇を照らす光」

  • 執筆者の写真: Masato Ujiie
    Masato Ujiie
  • 4 分前
  • 読了時間: 2分

 もうすぐ、一年で一番日の短い冬至を迎えます。街にはあちこちにクリスマスイルミネーションが飾られています。イルミネーションには、暗く長い夜を少しでも明るく過ごしたいという思いが込められているのかも知れません。

 

 クリスマスは、イエス・キリストの誕生をお祝いする日です。神が人となって人間の歴史の中に生まれてくださったことを記念する日です。

 キリストの誕生は聖書の預言の成就(実現)です。キリストが誕生する約750年前にイザヤという預言者が次のように預言しました。


 「苦しみのあったところに闇がなくなる。・・・闇の中を歩んでいた民は大きな光を見る。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が輝く。」(イザヤ9:1、2)


 苦しみ、闇、死と光の鮮やかな対比が描かれています。当時の人々は大きな苦しみと絶望感の中にあったようです。現在の私たちはどうでしょうか。間もなく一年が終わりますが、世の中に目を転じて見ると、今年も大きな事件や事故が相次ぎ、暗い世相は相変わらずのような気がします。


 個人的にも、さまざまな困難や病気に直面されている方、その中で絶望感の中にある方もいらっしゃることでしょう。この聖書の預言は当時の人ばかりでなく、現在の私たちにとっても向けられたものです。


 苦しみ、闇、そして死に直面した人をも照らすことのできる光とはどのような光でしょうか。それは本物でなければなりません。そうでなければ苦しみや死を照らすことはできないでしょう。この預言は、暗やみの中を歩んでいる人々を照らすことのできる光、救い主が与えられるという預言です。その救い主がこの世に来てくださったことを祝うのがクリスマスです。


 クリスマスのイルミネーションは一時的に私たちの心を明るくしてくれるかも知れません。しかし、キリストが私たちに与えてくれる光は私たちの心を照らし、その喜びの光は決して消えることがありません。

 クリスマスのこの時期、教会でその本当の光を体験してみませんか。ぜひお近くの教会にお越しください。


(2025年  通巻503号)

 
 
 

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