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「人生の主導権」

  • 執筆者の写真: Masato Ujiie
    Masato Ujiie
  • 12 分前
  • 読了時間: 2分

 先日、我が家に長女が誕生しました。


 初めての育児に四苦八苦する中で、少しでもヒントを得ようと育児書を読み漁っていたのですが、ある本に書かれていた「母親たちが抱えるオーナーシップ(Ownership)」という悩みが目に留まりました。


 オーナーシップとは、「自分の人生を、自分自身でコントロールしているという感覚」のことだそうです。その本によると、多くのお母さん達がこの感覚を失いかけているといいます。自分の時間やキャリアを横に置いて、一生懸命に子育てに励む。母親という役割に誇りを感じてはいても、ふとした瞬間に「私の人生、自分のものではないみたい…」と、責任感と虚しさの間で疲れ果ててしまうというのです。


 これは育児に限ったことではありません。仕事や人間関係、健康のこと。「こんなはずじゃなかった」「どうして思い通りにいかないんだろう」という思いは、誰もが人生のどこかで直面する苦悩ではないでしょうか。


 聖書に登場するダビデも、そんな理不尽な苦しみの中にいた一人でした。彼は何一つ悪いことをしていないのに、当時の王から命を狙われ、長く過酷な逃亡生活を余儀なくされました。「自分が思い描いた人生は、こんな苦難に満ちたものではなかったはずだ」―そう嘆きたくなるような状況です。しかし、そんな彼が困難を乗り越える秘訣として語った言葉があります。


 「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。」

詩篇37篇5節*


 神様を信じ、自分の人生を丸ごと神様に「ゆだねた」ダビデは、やがて敵の手を逃れ、イスラエルの王として大きな祝福を受けることとなりました。


 大きな困難にぶつかった時、私たちは自分の力や心の持ちようで何とかしようと、必死に「人生の主導権」を握りしめてしまいます。しかし、聖書は、この世界を造り、治めておられる神様にすべてをお任せすることで、かえって人生を力強く生き抜く力(真のオーナーシップ)が与えられるのだと教えています。


 もし今、あなたの人生に思い通りにいかないことがあるなら、その重荷を一度、神様にゆだねてみませんか。


*聖書 新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会

  (2026年  通巻507号)

 
 
 

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