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「支配するリーダーと仕えるリーダー」

 

 今年の秋に、子どもたちといっしょに何人かで、釣り掘りに行ってきました。自分は、釣りは初めての経験でしたが、思ったよりも魚を釣ることができ、一緒に行った子どもたちも大喜びでした。

 竿に餌をつけてじっと待ちます。釣った後は、一匹ずつ魚をさばいてもらい、その日は魚の夕食となりました。普段魚をあまり食べてくれない子どもも、喜んで魚を食べてくれました。私はこの経験を通し、魚一つとっても食べるまでには実に多くの手間がかかると改めて勉強になりました。


 聖書には、朝早く漁に出ていた弟子たちに、イエス様が朝食を用意された記事があります。「こうして彼らが陸地に上がると、そこには炭火がおこされていて、その上には魚があり、またパンがあるのが見えた。」(ヨハネ21:9)弟子たちが陸地に上がると、イエス様は弟子たちに食事を勧めました。

 炭火をおこし、魚を焼き、パンを用意する・・・。炭火一つとっても良い火加減になるには時間がかかります。何でも買って用意できる現代と違い、多くの手間がかかったことでしょう。朝早く働いていた弟子たちの朝食を用意するために、イエス様も早くから起きられたに違いありません。


 リーダーと呼ばれる人はたくさんいますが、相手を攻撃し、力づくで支配するリーダーや、分断と敵意をあおって自分の味方を増やそうとするリーダーは、私たちの身の回りにも、社会にも、国の責任を負う人々の中にも多く見られます。

対して、聖書を通してみられるイエス様のリーダーシップの姿は一貫して「仕えるリーダーシップ」です。

 イエス様は人々を愛し、仕える姿を通して人々を導かれました。 敵を攻撃するのではなく、敵を愛しなさいと言われました。あなたはどちらのリーダーシップが本物だと思いますか。

 イエス様のご降誕をお祝いするクリスマスが近づいています。この機会にクリスマスの意味に思いを巡らしてみませんか。ぜひお近くの教会かHFBまでお問合せください。


#(2020年 通巻396号)

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