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「視点を変えること」


この夏に転勤で北海道を離れましたが、私の心はまだまだ北海道に残っているので、9月6日の地震のニュースを聞いてすぐに、北海道の友達に連絡しました。そして、多くの方々が大変な目に遭っている事を知り、とても胸が痛みました。


しかし、友達によると、「大変なことがあったからこそ考えさせられる経験があった」そうです。例えば、停電によって星がどれほどきれいかを知って感動し、同時に宇宙の大きさ、自分の小ささを実感したそうです。もちろん、地震のような災害は二度と起きて欲しくはないですが、変化が起こると、見る視点が変わる可能性があることは事実です。


私はピーター・ドラッカー(日本でも活躍したアメリカの経営学者)の考えが好きです。ドラッカーは よく「視点を変えて、自己啓発するように」と促しました。例えば、違う視点から自分を省みれば新しい発見があるので、「毎週金曜の午後10分割いて、人の言うことが聞けたか、わかってもらえたか、やり直せたか、必要な仕事をするために、うぬぼれを捨てられたかについて、自分あての週間レポートを書くこと」を勧めました。


また、普通は考えない分野について考えてみるよう促し、「自らの成長を人文科学や社会科学の学習によって測るために、どのような計画をもっているか?まだ無いなら、今日、計画を立てるように」と勧めました。


仕事のためだけではなく、人間として、少しでも視点を変えて自己啓発に励むことは良いことだと思います。しかし、ドラッカー自身は、霊的な自己啓発も必要だと教えています。私達は、この世をお創りになった方のために存在していることを知るべきだと。実は、それが一番大切な視点の変化です。


聖書では、星を見て神様についての視点を変えるようにと呼びかける言葉があります。 「あなたがたは目を高く上げて、だれがこれら(星)を創造したかを見よ。この方はその万象を数えて呼び出し、一つ一つ、その名をもって呼ばれる。この方は精力に満ち、その力は強い。一つも漏れるものはない。あなたは知らないのか。聞いたことがないのか。主は永遠の神、地の果てまで創造した方。疲れることなく、弱ることなく、その英知は測り知れない。」(イザヤ40:26と28)


一つ一つの星を知る神は、あなたの事もご存じで、親しい関係を持とうとしておられます。教会へ行って、視点を変えてみませんか。


#(2018年 通巻332号)

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